昨今、カジュアル面談を行う企業が増えてきておりますが、そもそも通常の選考と何が違うの?という声を聞くことが多いので、ここでは改めてカジュアル面談に触れてみようと思います。

カジュアル面談は本選考に進む前に行われるケースがほとんどで、基本的には企業側が自社の説明を行い、候補者に興味を持っていただくために実施されます。また、事業内容や企業文化、求人ポジションに求められるスキル・経験など様々な内容をカジュアルに聞くことができます。
昨今の人手不足によって企業間での採用競争が激化し、企業によっては採用したくても応募者が集まりにくく、採用に至らないという状況となっています。そこで、企業側としてはカジュアル面談を設けることで選考の心理的なハードルを下げ、応募者の母集団を増やしたいという意図があります。また、面談時に自社についての詳細な説明を行うことで、もしそのタイミングでは選考に進まなかったとしても、将来的な転職に際しての選択肢に入れてもらえることもあり、採用PR(認知拡大)の効果も期待されています。また、選考を受けた企業への出資や、サービス・プロダクトのユーザーになる可能性もあります。
昨今では対面以外にもオンラインでの面談実施も増えてきましたが、どちらの場合でも①双方の自己紹介、②会社説明、③質疑応答が基本の流れとなります。候補者側は、自己紹介時にこれまでの経歴を含め簡潔に自己紹介する形がベストです。その後、企業側から会社の説明を行い、残った時間は質疑応答といった内容で進みます。また、カジュアル面談は企業側の人事もしくは求人部門メンバーが担当するケースが多く、質疑応答は候補者側から企業への質問がメインとなります。
ここでは企業側と候補者側の2軸でお伝えできればと思います。
カジュアル面談の目的は自社に興味を持ってもらい、本選考に進んでもらうことです。また、通常の選考面接と異なり、候補者側の興味関心の度合いはまだまだ高まっていない状態(≒多少興味がある程度)と認識してください。こうした温度感で通常の選考のような質問(志望動機や転職理由の確認など)をしてしまうと候補者が一歩引いてしまう可能性があります。また、候補者に企業の説明を行う際は自社の強みや良い部分だけを説明するのではなく、自社の課題や採用に至った背景などを伝えるようにしましょう。入社後のミスマッチや早期離職の可能性を下げることができます。
職務経歴書の作成は必須ではありませんが、手元に準備しておいた方が良いです。少なくとも面談時点までのキャリアの棚卸ができるため、将来的な自身のキャリアプランをイメージする良い機会になりますし、面談時に確認すべきことも明確になるでしょう。また、次回の本選考に進みたいなら、企業側に良い印象を植え付けるのも大事な要素になります。候補者のスキル、経験以外にも面談に臨む姿勢や、コミュニケーション能力、人柄に興味関心を抱く企業が増えている点からも、質問したいことをまとめておくのも1つです。企業側から打診されたカジュアル面談の場合でも、社会人として最低限節度のある対応を心がけましょう。
服装は基本的には自由ですが、TPOに合わないカジュアル過ぎる格好だと企業側の印象が悪くなる恐れがあります。オンラインの場合、男性はTシャツもしくはロンTにジャケットを羽織るくらいがちょうど良い塩梅かと思われます。女性ですと肌が露出するような洋服は避け、過度なメイクやアクセサリーは控えるように心がけましょう。また、対面の場合は、上記に加え男性の場合スラックス、靴はビジネス用の派手すぎないスニーカーや革靴、女性の場合はスラックスもしくは短すぎないスカートに、かかとが高くないヒールやパンプスであれば失敗はないかと思います。不安でしたら事前にエージェント、もしくは先方企業の担当者に確認しましょう。
今回、カジュアル面談についての基本情報から、企業側、候補者側両軸で気を付けるポイントまで記載させていただきましたが、採用に携わったことがある方、またカジュアル面談を受けたことがある方、自身が当てはまる点はございましたか?
企業側も、候補者側も忙しい中、時間を割いて面談を実施しておりますので、有意義な時間にしないともったいないです!
企業側の理解を深めるという点では、カジュアル面談は魅力的だと思いますので、上記を参考にしてみてはいかがでしょうか。
TシャツもしくはロンTにジャケットを羽織るくらいがちょうど良い塩梅かと思われます。
上記に加え男性の場合スラックス、靴はビジネス用の派手すぎないスニーカーや革靴であれば失敗はないかと思います。
肌が露出するような洋服は避け、過度なメイクやアクセサリーは控えるように心がけましょう。
スラックスもしくは短すぎないスカートに、かかとが高くないヒールやパンプスであれば失敗はないかと思います。
カジュアル面談は、企業と候補者が初めて顔を合わせる場であり、正式な選考に進む前に相互理解を深めることを目的としています。
業務内容や求められる役割だけでなく、企業の考え方や目指す方向性、候補者の価値観や今後のビジョンを共有することで、双方が納得感を持って次のステップを検討するための機会となります。
ヘッドハンティングは潜在市場から第一線で活躍している方に直接アプローチを行います。
通常の人材紹介とはどう違うの?と気になる方は、下記コラムをご確認ください。
https://www.sfj-next.com/column/2025/07/31/post-265/
ヘッドハンターから連絡を受けた候補者は、企業の担当者と会う前にヘッドハンターとの面談を実施します。面談場所はホテルラウンジや落ち着いたカフェ、貸会議室などが多いですが、コロナ禍以降はオンラインで実施するケースも増えてきました。
この面談では、候補者のキャリアプランや志向性を確認するとともに、人柄やマインド、仕事のプライオリティについて話を伺います。その内容を踏まえ、双方にとって有意義なご縁となる可能性がある場合には、NDA(秘密保持契約)を締結したうえで、クライアントの企業名・ポジション詳細を開示いたします。
開示後は、クライアントの課題や目指すべき姿、求める役割などを共有し、候補者に興味を持っていただいた場合はカジュアル面談へ進んでいただく、という流れが一般的です。
また、「どの程度の興味度合でカジュアル面談に進んで良いのか」という質問を候補者からいただくことが多くありますが、カジュアル面談はあくまで正式選考前の「相互理解」の場です。
といった段階でも、気軽に進んでいただいて問題ありません。
実際にお話しし、理解を深めた上で次のステップに進むかどうかをご判断いただければと思います。
また、職務経歴書を事前にご準備いただくことで、先方企業に候補者の経験を事前に共有することが可能です。互いに基礎情報をインプットした上で面談を実施する方が、より深くまで会話することができるため有意義な時間となります。
カジュアル面談は対面またはオンラインにて実施します。ヘッドハンターはファシリテーターとして同席し、面談が円滑に進むよう進行をサポートします。
はじめに、カジュアル面談の主旨である「相互理解を深める場」であることを確認した上で、候補者の自己紹介、先方企業/担当者の自己紹介、会社概要や現状の課題、期待する役割などが共有されます。その後、残りの時間は双方で質疑応答を行います。
また、事前に聞いてみたいことや気になることを共有いただければ、せっかくのカジュアル面談で聞きそびれてしまったということがないように、当日の進行を進めることも可能です。
面談では、企業側の課題や求める役割、候補者の業務経験といった「業務内容」にフォーカスしながら話が進みますが、会社の文化や組織についても質問を行っていただくことで、当該企業への理解をより深めることができます。
また、カジュアル面談時点では原則として報酬に言及することは避けることをオススメします。もちろん、入社を決める段階では報酬面の確認は大事ですが、初対面で報酬面に言及すると第一印象が悪くなることがあります。
報酬交渉は選考を進める中で、ヘッドハンターが裏側で行います。現年収同等以上を基本線として交渉を進めますので、お任せください。
併せて、ヘッドハンターはカジュアル面談から最終面接まで、原則としてすべての面接に同席します。同席することで、企業・候補者双方の温度感を把握できるほか、状況に応じた助言や交渉を行うことで良い縁を結びやすくなります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ヘッドハンターからの紹介を起点に、候補者となる方がどのようなステップを経てカジュアル面談に至るのか、また、その中でヘッドハンターがどのような役割を担っているのかについて説明しました。
ヘッドハンターが考えるカジュアル面談の最大の目的は「相互理解」を深めることです。
相互理解を深めることで企業と候補者の双方が同じ目線で状況を整理し、納得感を持って次のステップに進めます。